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日産が英国ケンブリッジで自動運転の研究「ADventure」を開始|リーフの実験車両・300万ポンド規模、調べる3つのこと

日産自動車は2026年9月28日、英国ケンブリッジで自動運転モビリティサービスの実現に向けた研究プロジェクト「ADventure」を始めると発表しました。

乗る公開 2026年10月4日

日産の自動運転は、横浜の実証だけだと思っていませんか?日産自動車は2026年9月28日、英国ケンブリッジで自動運転モビリティサービスの研究プロジェクト「ADventure」を始めると発表しました。

この記事では、日産自動車の発表をもとに、ADventureの規模・参加する組織・調べる内容と、日本での取り組みとの関係をまとめました。

※走行を始める時期や期間は、2026年9月28日の発表には書かれていません。新しい発表があれば更新します。

日産の自動運転研究「ADventure」の概要

結論から書くと、ADventureは自動運転の車そのものより、地域の移動サービスとして成り立つかを調べる研究です。

項目内容
発表日2026年9月28日
場所英国ケンブリッジ
規模300万ポンド規模
支援英国政府の「CAM Pathfinder」プログラム
中心となる組織日産テクニカルセンター・ヨーロッパ(NTCE)
連携先ウォーリック大学のWMG、PAVE UK
車両2022年型「日産リーフ」をベースにした自動運転の実験車両

(日産自動車 2026年9月28日発表より)

実験車両のもとになっているのは電気自動車の「日産リーフ」です。自動運転のレベルや、セーフティドライバーが乗るかどうかは、発表には書かれていません。

ADventureで調べる3つのこと

日産自動車の発表によると、研究の領域は次の3つです。

  1. 地域に合った移動サービスの設計: 自動運転の移動サービスが、既存の交通網を補いながら地域の需要に応えられるかを調べます
  2. 利用者の信頼: 人が安心して乗り、仕組みを理解するために何が必要かを調べます
  3. 実環境での技術検証: 公道で、自動運転システムの安全性と有効性を確かめます

3つのうち2つは、技術ではなく使う人と地域の側の課題です。自動運転を事業にするには、車が走れることに加えて、住民に受け入れられ、バスや鉄道とうまく役割を分けられることが条件になる、という考え方が読み取れます。

日産の英国での自動運転研究はこれまでも続いている

日産は英国で、HumanDrive、ServCity、evolvADという研究プロジェクトに取り組んできました。ADventureはこれらに続くものです。

日産自動車は、将来は英国の各地へ広げることも見据えているとしています。ただし、商用サービスを始める時期は発表されていません。

日本の自動運転・移動サービスとの関係(横浜・浪江)

日産は日本でも、移動サービスの取り組みを同じ時期に進めています。

場所内容時期
横浜市自動運転車10台による配車サービスの実証(セーフティドライバー同乗)2026年10月1日〜12月18日
福島県浪江町オンデマンド配車「なみえスマートモビリティ」が、日産の実証から町の事業へ移行2026年10月1日から
英国ケンブリッジ研究プロジェクト「ADventure」2026年9月28日に開始を発表

(いずれも日産自動車の発表より)

浪江町の「なみえスマートモビリティ」は、日産が2020年度から開発と実証を続けてきた配車サービスです。実証は2026年9月30日で終わり、10月1日からは浪江町が主体の公共サービスになりました。運行の支援は、日産自動車と三菱商事が2025年に設立したMoplusが町から受託します。

横浜では技術と運行体制を、浪江では自治体の事業としての続け方を、ケンブリッジでは地域と利用者の受け止め方を確かめている、と整理できます。横浜の実証の詳しい内容は日産の自動運転サービス実証が横浜で10月1日開始にまとめています。

まとめ

  • 日産自動車は2026年9月28日、英国ケンブリッジでの研究プロジェクト「ADventure」の開始を発表しました
  • 規模は300万ポンドで、英国政府のCAM Pathfinderプログラムの支援を受けます
  • 車両は2022年型「日産リーフ」ベースの実験車両です
  • 調べるのは、地域に合うサービスの設計・利用者の信頼・公道での技術検証の3つです
  • 走行の開始時期や商用化の時期は発表されていません

EV Smartでは、実験車両のもとになった日産リーフの補助金や航続距離のデータもまとめています。

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